股関節の痛みの原因には様々ありますが、おしり（臀部）の筋肉によっておこるものがあります。大転子とよばれる股関節の部位に仙骨から繋がる筋肉がいくつかありますがそれらが硬くなって大転子の位置がずれることによって股関節がいたくなることもあります。おしりを後ろから見て左右の差がないか確認してみるといいでしょう。

股関節の痛みで当院に来院される方の８０％は４０代以降の女性です。歩く時に痛い。椅子から立ち上げる一歩めが痛い。車から降りる足を着く瞬間が痛い。上を向いた状態で寝て膝を曲げるときや伸ばす時に痛い。などなどつらい動きは様々あるでしょう。足が原因のパターンか。肩関係の上半身パターンがあります。上記の理由で股関節の向きがねじれ痛みを起こしているのです。レントゲンには痛みの原因は写らないでしょう。当院ではこのような痛みので来院された方の８０％位の方は良くなっています。手術しなければどうしようもないとか、なかなか通院できないという理由以外の方は改善しています。いきなり整体に行くのが心配な方は先に病院で詳しい検査をおすすめします。その結果をもとに民間の治療院に行くという方も当院にはいらっしゃいます。

股関節に何か症状を訴える方の多くに足のトラブルがあります。足裏にタコやウオの目はありませんか？外反母趾や小指側の裏の付けあたりが根角質がしていませんか？ふくらはぎがつることはありませんか？歩くとスネあたりが痛くなったり、気になったことはありませんか？かかとが痛くなったりしませんか？足のトラブルが長引き股関節に影響が出る場合もあるのです。

股関節と腰をつなぐ筋肉に問題があって股関節周りになにかしら症状をかかえるケースもあります。腰椎にべったりへばりついた大腰筋は股関節の内側にくっついています。太ももを上に引き付ける動きをする筋肉です。４０歳以降この筋肉が使わないと細くなり体を支えられなくなって腰痛や股関節まわりの症状を引き起こします。　　　ずっと座ってから立ち上がる時に、腸腰筋がスムーズに伸びないと腰が伸びなくなります。

骨盤のゆがみによって股関節に痛みが出る場合もあります。写真に示した骨盤の前の部分をつなぐ恥骨結合にゆがみが出ることによって鼡径部（足の付け根の部分）いわゆる股の可動性が減少し股関節を動かした時に痛みが出るという場合もあります。当院では女性に比較的多いです。日常生活によって起こされる骨盤のゆがみもありますが、出産によっておこるものもあるでしょう。恥骨を調整する場合は、直接恥骨を強く押したりすることはありません。恥骨と関連する部位を調整し恥骨を正常化したり、水素を使って恥骨付近を緩めていくことが多いです。