前日との気温差や朝晩の気温差など外気の大きな変動は体のコンディションを一定に保つことができなくなります。そのためその人の弱い所に影響が出やすくなります。人間には恒常性と言う機能がありますが気温差のための調整にエネルギーを注ぎすぎると他が手薄になり、弱い所をカバーするエネルギーが不足し結果として症状が悪化したかのような状態を引き起こします。

北海道の4月から5月にかけては気温の変動が大きいですね。気温が25℃の日があったと思ったらいきなり翌日は１０℃になったり、すごく冷たい風が吹いたり。ジェットコースターのようにめまぐるしく気温が変動する春は一年でもっとも体調を崩しやすいと言われます。寝違えや急な関節痛や神経痛に要注意です。

寒いときの方がぎっくり腰になる人が多いような気がしませんか？でも実は以外かもしれませんが、夏にぎっくり腰になる方は多いのです。暑さと疲れが原因です。暑さは体力を奪います。熱い所に長時間いたり長期に暑さにさらされると思った以上に疲れがたまります。こんな時は、昼寝をしたり、意識して睡眠を取ったり、何も考えないで「ボー」とするリラックスする時間をつくるといいでしょう。

冬は寒いので筋肉が硬くなって全身の血流が悪くなり、腰痛などの症状が起きやすくなります。と言われればなんとなくイメージがわくと思いますが、もう一つ冬に症状が起きやすくなる原因があります。それは「雪道」です。足の指を緊張させて雪道を滑らないようにすることで、足の指の筋肉が疲れて血流が悪くなり腰痛や膝痛、足の痛み、肩こりなど様々な症状を引き起こします。朝晩に足の指をよく動かしたり、マッサージやほぐすように指を回すと血流が良くなり疲労回復に役立ちます。

冬は寒いのでフードを被ったり、マフラーをしたり、首を覆うような衣類や服装をすることもあるでしょう。しかし、これが肩こりの原因になっている人もいます。これを読んで「やっぱり！そうなんだ」と心当たりがある方もいるでしょう。フードを被ると姿勢が悪くなる人が多く肩や首が凝ります。猫背や姿勢がよくない人は首が前に出ているのですが、マフラーや首に巻に巻くもの、又は首を包み込むセーターなどで首の動きが制限され肩首こりの原因になります。